VML & Ogilvy Japan (VOJ) は、和菓子を通して文学を五感で体験できるプロジェクト「Edible Literature / 文菓子『走れメロス』」で、ロンドン・インターナショナル・アワーズ (LIA) においてシルバー3つ、ブロンズ1つを受賞、さらにアジア・デザイン・カンパニー・オブ・ザ・イヤーに輝きました。
「Edible Literature / 文菓子『走れメロス』」は、京都の老舗菓子司、亀屋良長のために制作された、伝統的な和菓子と文学を融合させた新しい試みです。太宰治の名作「走れメロス」の物語を、4つの異なる和菓子で表現。物語の展開に合わせて和菓子を食べ進めることで、味覚、視覚、触覚など五感のすべてを使って文学作品を「味わう」ことができます。
「Edible Literature / 文菓子『走れメロス』」のクリエイティブ・ディレクター倉田洋輔は次の様にコメントしています。「LIAにて複数の賞をいただき大変光栄に思います。文菓子『走れメロス』は、和菓子の職人技を、それに触れたことのない若い人たちにどうしたら驚きを持って楽しんでもらえるかを考えて、体験からデザインした新しい商品でした。日本が誇る伝統を未来へ向けて拓く試みが評価され、とても嬉しく思います。」
また、チーフ・クリエイティブ・オフィサーの有川泰志は次に様にコメントしています。「LIAでの受賞、特にデザイン・カンパニー・オブ・ザ・イヤーの受賞をとても嬉しく思います。文菓子『走れメロス』プロジェクトは、クリエイティブの限界に挑戦するという私たちの姿勢を明確に示しています。和菓子の芸術性と文学の深みを融合させることで、ユニークな商品を開発しただけでなく、日本文化の保存へも挑戦しています。LIAの厳格な審査プロセスを経て受賞したこの賞は、グローバルな舞台におけるVOJのクリエイティブビジョンの意義と、素晴らしいチームワークを証明する、大変意義深いものです。」
「Edible Literature / 文菓子『走れメロス』」は、2024年6月に開催された世界最大規模のクリエイティビィティの祭典、カンヌライオンズ国際クリエイティビティ・フェスティバル(カンヌライオンズ)においてもブロンズを受賞しています。
■受賞詳細は以下の通りです。
クライアント名:亀屋良長
キャンペーン名:EDIBLE LITERATURE
- 2024 Regional Design Company of the Year Award for Asia
- Design – Experiential Design:シルバー
- Package Design – Craft – Art Direction:シルバー
- Package Design – Special Editions:シルバー
- Direct – Craft – Art Direction:ブロンズ
- Design – Craft – Art Direction:ファイナリスト